1954年鹿児島生まれ。1970年高校時代に「少年ジャンプ」第5回新人漫画賞に「小さな命」で入選、マンガ家デビュー。1978年「忘れ雪」で小学館新人コミック大賞
青年誌部門に入選、本格的にマンガ家としてデビュー。
1980年ビッグコミックに「ぼっけもん」の連載を開始。同作にて1985年小学館漫画賞受賞。以降、「ジパング少年」「ざっぺら」「ばんえい駆ける」「花マル伝」、俳人、山頭火を主人公とした「まっすぐな道でさみしい」と熱く、泥くさく、まっすぐに生きる男たちを主人公に多くの作品を描く。2013年、病気のために死去。
遺作となった『上京花日』は、未完のまま2012年2月25日号掲載分が絶筆となった。未だ代表作はなし、と語り、よりよく満足できる作品を求め、試行錯誤の途中の逝去だった。
(原画コメントは岩重夫人によるものです)