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柳原良平主義 ~RyoheIZM~

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  • 31: 駅を飾る大作
    2024, 3月 7

    31: 駅を飾る大作

    大桟橋や山下公園にほど近い、みなとみらい線の日本大通り駅。改札を出るとすぐ、柳原良平による大きな3点の壁画が出迎えてくれる。どれも柳原らしい作風なので、見る人が見ればすぐにそれとわかるが、知らない人でもこういう作品をみれば、きっと港町・横浜に来た感慨が深まるのではないだろうか。
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  • 30: リトグラフをもう一度
    2024, 2月 29

    30: リトグラフをもう一度

    版画の一種として知られるリトグラフ。柳原良平は55歳でこの技法に出会い、興味を持って工房に通い、熱心に作品作りに励んだ。と、この話はNo. 15で書いた。が、さらに書いておきたいことがあり、多少の重複をお詫びしつつ、ここに追記させていただく。ご興味のある方は、No. 15を読み返していただけると幸いだ。
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  • 29: 画家、のち、デザイナー
    2024, 2月 22

    29: 画家、のち、デザイナー

    柳原良平は画家であるが、デザイナーでもあることは以前に何度か書いた。寿屋(現サントリーホールディングス)時代にデザイナーであり、多忙な挿絵画家でもあったので、確かにそのとおりではある。柳原は1975年からほぼ毎年、地元・横浜の『せんたあ画廊』をホームにして個展を開催してきた(現在は、画廊AKIRA-ISAOに引き継がれている)。
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  • 28: アンクルトリスと、ちびまる子ちゃん
    2024, 2月 15

    28: アンクルトリスと、ちびまる子ちゃん

    アンクルトリス(アンクル船長)は2.5頭身。そして、ちびまる子ちゃんも2.5頭身だ。これに気づいたときは驚いた。気付いた自分を褒めてやりたい!

    ちびまる子ちゃんの著者、さくらももこは、ちびまる子ちゃんのキャラクターを完成させるにあたって柳原良平、またはアンクルトリスを意識などしていなかっただろう。両者ともすでに故人となっているので知ることはできないが。

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  • 27: 名コンビ
    2024, 2月 8

    27: 名コンビ

    山口瞳といえば、寿屋(現サントリーホールディングス)時代の柳原良平の同僚であり、「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」の名コピーを考えた人物として、本稿の読者ならすでにご存知のことと思う。

    レイを首にかけたアンクルトリスとハワイ各島のイラストによる地図、そこにこのコピーが配された新聞の広告やテレビCMは大きな反響を呼び、この年(1961年)の流行語となるほど広まった。

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  • 26: 葛飾北斎と柳原良平
    2024, 1月 25

    26: 葛飾北斎と柳原良平

    『冨嶽三十六景』などを代表作とする世界的にも著名な画家・葛飾北斎(1760年〜1849年)。少年時代から版画彫りで生計を立て、19歳で浮世絵界の一大勢力のひとつの門戸を叩き、ほどなくデビューを果たして以来、生涯で34,000点にも及ぶ作品を描いた浮世絵師だ。
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  • 25: ゴッホと柳原良平
    2023, 12月 21

    25: ゴッホと柳原良平

    アーティストはみな独自の個性を持っているが、その個性を確立するには、それぞれきっかけがあるようだ。たとえばゴッホの独特のタッチや印象的な黄色の使い方は、彼がパリからアルルに引っ越して「ひまわり」を描いたことがきっかけだと言われており、有名な作品はその時期以降に描かれたものが多い。

    アルル以前のパリでは、モネやルノワールなどの印象派の画家たちをはじめ、スーラの点描や日本の浮世絵などに影響を受け、さまざまな技法を用いた作品を残したが、ひまわり以降の作品ほど評価は高くない。

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  • 24: 海洋画家としての柳原良平
    2023, 12月 21

    24: 海洋画家としての柳原良平

    海洋画家と呼ばれる、船や海、港を専門に描く画家がいる。高橋健一、飯塚羚児、亀山和明や野上隼夫、世界に目を向けるとイヴァン・アイヴァゾフスキーやウィリアム・ターナーなどなど、その数は多い。 柳原良平も当然そのひとりに数えられていると思ったのだが、彼のことを純粋な海洋画家と呼ぶ記述には出会ったことがない(他の海洋画家との比較はあったが)。
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  • 23: 気にしないというスタイル
    2023, 12月 14

    23: 気にしないというスタイル

    アーティストはみな、作品のオリジナリティにこだわる。だから、自分の作品のどこかの段階で、他人の手が入ることを嫌うタイプも少なくない。妥協を許さないアーティストの姿勢や、納得がいくまで何度もやり直したりする話に、感動を覚えることも多々ある。
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